コートサイドより愛を込めて

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<<   作成日時 : 2008/05/03 13:29   >>

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紛失中の携帯が戻ってきました。
 私はこのブログを時にはPCで、しかし、95%は携帯から書いています。ですからアップする写真も全てここに凝縮されているので紛失したと思った時は『え〜どうしよう!』と思うばかりでしたが、見つかって良かった!

アメリカから帰って来て、あっと言う間に時間が経ち、もうヨーロッパへ出発する時期が近づいてきてしまい、一ヶ月の留守を見据えて、ミーティングの日々です。

先ずはフェドカップのお礼をお礼を遅ればせながら申し上げます。結果は残念でしたが、会場に足を運んでくださり応援してくださった皆様と選手・スタッフが一丸となり、『スポーツをやる楽しさ、観る楽しさ』を満喫した貴重な時間でした。

ブログをアップできない間に、沢山のニュースに触れ、また多くの方々にお会いし、改めて『ライフ』とか『チャレンジ』と言った、普段何気なく使っている言葉について考えさせられました。

フェドも通常の試合も『勝たなくちゃね〜』と考える人もいれば『ファイトしている姿に感動した!』と言う人もいます。『感動』も、勝たなくては感動を得られない人もいれば、試合の勝敗よりも選手が頑張っている姿に感動したと言う人もいます。このどちらの意見も正しいと思います。いや、正しいとか、間違っているとかの問題ではなく、その人がどう思い、感じるか?の問題ですね。
 普段の私生活でも、仕事でも人によってその考え方はまちまちです。私はどちらかと言うとその人の頑張っている姿や、苦境に立ち向かう姿、去年より今年が、昨日より今日、さっきより今が、少しでも良くなっている状況に感動します。アカデミーの子供達も会社のスタッフに対しても私はいつもこう感じています。勝った、負けただけの評価はある意味、馬鹿げています。もし人の評価や価値が、結果だけを追求したものであるとしたら、それこそ愚かです。 大事なことは自分を発揮するために、『どれだけ頑張れたか!?』なのだと思います。何のエクスキューズ(言い訳)やてらいもいりません。無心に頑張る姿こそ素晴らしい!と私は思います。

 しかし、なかなかこの過程と結果をバランス良く評価することすることは難しく、また、評価されることはさらに難しいですね。ですから私はせめて身内だけでも、ちょっとはひいき目に甘めに評価してもいいかな、と考えていますので、アカデミーの子供達にも少しでもいい所を見つけて褒めることを心掛けています。でも、褒めるばかりでは駄目なのかもしれませんが、大丈夫です、アカデミーのコーチには怖い人もいますから、言ってみるなら私は『美味しいとこ取り』ですから…

 ダテック(クルム伊達公子)が再チャレンジを始めて快進撃を続けています。今回のチャレンジに向けて、私は彼女とまだ何も話しをしていないので詳しいことはわかりませんが、『復活でも復帰でもなく、自分がチャレンジすることで日本のテニスが活気つき、若い選手の刺激になれば…』と報道されています。確かに、この二週間は彼女のニュースが日本中を駆け巡っていて、テニスは活気付き、若い選手を相手に快勝を続けています。これは凄いことですが、ニュース!なのです。どこまでこのニュースが続くのはかわかりませんが、もしかしたら、少し曲がって報道されているかも知れない、と思ってしまいます。
 伊達さんが本当に日本の若いテニス選手に頑張りが足りないと思っているのでしょうか?違うんじゃないかな〜?
『頑張っているのに結果が付いてきていないから、私も選手の気持ちになって戦い、その中から何かを感じてね!』とメッセージしていると思いたいのです。だって日本の若手選手も頑張っているのを、私はこの眼でいつも見ているのですから… 報道されないていない部分を、せめて身内だけでも、甘くなくてもいい、正当評価でいいからしたいと思います。
 凄いことに圭(錦織)が今週、99位になりました、この記事は皆様もご存知の通りです。しかし、同い年のあゆみ(森田)も先週97位になりました。森上あっこちゃんは52位、中村あいぽんは80位です。
これらのランキングは最低3トーナメントに出場し、成績のいい順に上から17トーナメントのポイント合計で、常に52週間毎に計算されます。つまり、瞬間技で、例えNo.1に勝ってもいきなり凄いランキングはつかないのです。一年間、心身ともに健康でツアーを回った結果がランキングに結び付くのです。(今のように総合能力を問われるランキングシステムになったのはダテックが引退した翌年です。)

こうした中でのダテックの復帰…どうしても、こういいたくなってしまうのは何故かしら?…ではなく、チャレンジは確実に若手選手にとって学ぶことは沢山あると思います、上にも書きましたが、私は伊達っくのチャレンジを純粋に応援します、でも『日本の若手選手がちょっと頑張ってない』なんて、書かれたくないと、本当に本当に思います!ツアーで戦い、世界のトップ100、いや、100じゅなくてもいい、『ツアーにチャレンジすること』自体、頑張っているし、素晴らしいのだと言う自信を持ってほしい!

地道な努力が必ず自分を大きくしてくれますから、ね!

コートサイドより愛を込めて   杉山芙沙子

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プロフィール

杉山 芙沙子
(すぎやま ふさこ)

聖心女子大学文学部心理学科卒業
 児童心理学・発達心理学・社会心理学などを専攻し「幼児の言語習得過程にお けるテレビの影響」をテーマに研究。マーケティング・市場調査の現場を経た後、(株)ベリィ・ボタンを設立、代表取締役として就任。1998年茅ヶ崎にパーム・イン ターナショナル・テニス・アカデミーを設立、現在に至る。